UN-Habitatイラク事務所は、日本政府から3.6百万米ドルの資金拠出を受け、ニネワ州シンジャールにおける復興・平和構築支援事業を開始いたしました。イスラム国との戦闘によって4,500軒以上の住宅や大部分の基礎インフラが破壊されたシンジャールは、イラクの中で最も戦後復興が遅れている地域の一つとされています。
今期事業においては、公共インフラの修復、紛争によって住居を失った人々のための低価格住宅の建設、そして帰還民と対象とした職業訓練を実施します。職業訓練を終えた帰還民の人々はUN-Habitatが実施する建設・修復事業に雇用され、生計を立て直すための支援を受けることができます。
UN-Habitatイラク事務所は日本政府から多大なご支援をいただいており、2015年以降に日本政府からいただいた資金拠出は合計約55百万米ドルにのぼります。