ポーランド・カトヴィツェ市、ケニア・ナイロビ市、2021年5月12日 - 世界最大規模の‘都市問題’に関する国際会議である「世界都市フォーラム」が2022年6月26-30日にポーランド・カトヴィツェ市で開催されます。東ヨーロッパでは初の開催となります。
本フォーラムはポーランド開発基金及び地域政策省、カトヴィツェ市、そして持続可能な都市化を推進する国連機関である国連ハビタットの共催となります。
第11回目の開催となるこの世界都市フォーラム(以下WUF11)では政府の政策決定者、地方自治体の首長、学術研究者、民間実業家、コミュニティや市民活動家、都市計画専門家をはじめとする多くの参加者を歓迎します。
「ポーランド政府、カトヴィツェ市と共にWUF11を共催することを楽しみにしております。」（国連ハビタット事務局長Maimunah Mohd Sharif）
「WUF11は、持続可能な都市の未来に向けたポーランドの決意を国際社会に表明する機会となるでしょう。カトヴィツェ市は都市再生の優れた事例であり、すべての人に機会が提供される包括的で豊かな都市の創生に向け、世界の幅広い経験やリーダーシップを共有できる機会となることを願っています。」
「世界都市フォーラムの開催は、国土・都市政策を管轄する開発基金及び地域政策省にとって最優先事項の一つです。」（ポーランド開発基金及び地域政策省副大臣、WUF11政府全権大使Małgorzata Jarosińska-Jedynak）
カトヴィツェ市は2018年に「国連気候変動枠組条約第24回締約国会議」(COP24)を主催した実績がある他、2021年12月にはインターネットガバナンスフォーラムを主催します。WUF11の開催決定は2019年5月に発表されました。
「WUF11を主催することは、目に見える重要な社会経済的変革の場として、そして様々な国際イベントの開催地としてのカトヴィツェ市の認知を高めることとなります。 これはポーランドにとって大きな名誉であり、国連のパートナーからの信頼を得たことにもなります。」（カトヴィツェ市長Marcin Krupa）
WUF11のテーマは「より良き未来に向けた都市の変革」です。人類の未来を支えるために都市はどのような形であるべきか、どのような都市が必要とされるのか等、都市の未来について重要な問題提議を行うこととなります。新型コロナウイルスの世界的なパンデミックの経験や取り組み、気候変動のもたらす様々な課題なども含めた多くの議題がプログラムに盛り込まれる予定です。
ポーランドでは、2020年12月に都市の問題に熱心に取り組む学生たちによる青年委員会を発足させるなど、フォーラムへの若者の参画を促しています。委員会の任務にはWUF11開催準備作業の策定や実施も含まれており、コンテストの開催や都市政策を取り巻く課題、持続可能な都市が若者がもたらすべき機会などに関する議論やインタビュー等、様々な企画を進めています。
WUF11では、ポーランドの都市を緑豊かでアクセスの良い生産的な場所に変革するための行動カタログ「都市のための行動計画」を発表する予定です。これには、ゼロカーボン輸送・エネルギーの促進、都市の緑化、緑地やコンパクトシティなどのアクセスしやすい公共空間をデザインする活動が含まれます。すでにポーランドの40都市以上がこのプロジェクトへの参画を表明しています。
世界都市フォーラムは2年毎に開催され、直近では2020年2月にアラブ首長国連邦の首都、アブダビ市において開催されました。
Related links:
- Press Release (English)
- WUF11 Announcement! (Video)
- More details are available at WUF11 KATOWICE and UN-Habitat
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