国際環境技術専門家会議は、2009年10月28日-29日の2日に渡って福岡市で開催されました。第1回となる今回の会議では、環境分野の中でも特に「廃棄物」(28日)と「水・衛生」(29日)について、それぞれ議論が行われました。第1日目の「廃棄物」については、自治体による先進的な取り組み事例として福岡市より「福岡方式」(準好気性廃棄物埋め立て)について基調プレゼンテーションが行われました。その後、アジア地域の参加国からそれぞれの国・都市の廃棄物の現状と課題、具体的に求められる技術等について説明が行われました。続いて、日本の中でも今回は特に九州地域における環境関連技術について、K-RIP(九州地域環境・リサイクル産業交流プラザ)より地域概要と最近の傾向等について、またご出席の企業・団体よりそれぞれの技術・取り組みについて説明が行われました。2日目の「水と衛生」では、福岡市水道局より節水・漏水防止などの技術を含む水道行政および海水淡水化事業について基調プレゼンテーションが行われた後、1日目同様、アジア地域より水や衛生施設の現状と課題について、および日本側より水質浄化等の技術について説明が行われました。両日とも出席者による率直かつ大変活発な意見交換・情報交換が行われました。
- 日時
- 2009年10月28(水)〜29日(木)(2日間)
両日とも13:00 〜 16:45 - 会場
- アクロス福岡国際会議場 (福岡市中央区天神1-1-1アクロス福岡4階)
- 言語
- 日本語、英語(同時通訳)
- 参加者
- 北部九州より自治体・団体・研究機関・民間企業等の環境関連技術や事業に携わる専門家アジア地域より自治体、環境技術NGO、ハビタット地域専門家・ハビタット水と衛生チーム専門家など計15〜17名 (両日とも)主催: 国連人間居住計画(ハビタット)福岡本部(アジア太平洋担当)アジアからの参加国:中国、インドネシア、モンゴル、フィリピン、スリランカ、ベトナム