スマトラ沖地震被災地からのメッセージ−スリランカ

国連ハビタット福岡事務所元所長
ディサ・ウィラパーナ

親愛なる福岡の皆様、そして日本の皆様、こんにちは。この度のインドネシア・スマトラ沖地震および津波災害に際しましては、皆様から暖かい励ましのメッセージとご支援をいただきまして、どうも有難うございます。特に、福岡県、福岡市、市民団体の皆様におかれましては、国連ハビタットを通じた義援金を募集していただいているとのこと、国連ハビタット・在スリランカ代表として、皆様に心よりお礼申し上げます。

皆様もテレビや新聞等の報道を通してご覧になっていると思いますが、この度被災した国々では膨大な数の尊い生命と、さらに多くの人々の生活が一瞬にして失われました。その被害の規模は甚大で、未だ正確に状況を把握することは困難です。私も親しい友人の多くを失いました。しかしながら、私のおります国連ハビタット・スリランカでは、福岡事務所の指揮の下で、政府機関や他の国連機関と連携しながら、被害状況を正確に見極めるためのアセスメントや、被災者の住まいの建設、生活再建のためのインフラの緊急復興などを中心とした事業立案に着手しております。

人類史上最大ともいわれるこの災害から人々が完全に復興するまでには、長い時間と多くの人々の支援が必要となるでしょう。どうか、今後とも皆様のご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。私も第二の故郷である福岡の皆様の暖かい励ましを胸に、災害復興のために全力で邁進してまいります。