現在、世界で22億人が安全な水を飲めず、また、42億人がトイレなどの衛生設備を利用できない危機な状況にあります。
国連ハビタットは、ネパール・ラオス等において「いのちの水」プロジェクトを実施しているほか、アジア開発銀行と共に「アジアの水事業」を実施したり、スラム改善事業の枠組みで「水と衛生」に関する事業を展開しています。
国連ハビタット福岡本部は、2008年7月1日より「いのちの水」プロジェクト支援キャンペーンを行い、国連ハビタットの活動を通じて「水」に関する深刻な問題に関する認識を高めていきたいと考えています。
活動報告
*2009年4月末に福岡ハビタット研究会を通じて寄せられた義援金5万米ドルを、中国とミャンマー等における事業に活用させていただきました。
*2011年2月末に福岡ハビタット研究会を通じて寄せられた義援金6万米ドルを、「ラオスの水プロジェクト」として5つの小学校に雨水取水タンクを設置する事業に活用させていただきました。
*2013年10月末に福岡ハビタット研究会を通じて寄せられた義援金5万米ドルを、「ラオス南部アタプー県における九州の環境技術を活用した地下雨水集水タンクの設置による『安心で安定した水』へのアクセス推進事業」及び「ネパールの河川・湖水・貯水池の水質改善事業」に活用させていただきました。
*2015年3月末に福岡ハビタット研究会を通じて寄せられた義援金2.7万米ドルを、2015年ネパールにおける「いのちの水」事業として、福岡の環境技術を活用した貯水池および公共施設での浄化槽の改善等に活用させていただきます。(2015年4月に発生した大地震によりインフラ等が使用できない状況となっています。住民たちにとって水質改善事業は大変重要な意味があり、この緊急事態に対応した柔軟な支援を行います。)
*2015年5月に福岡ハビタット研究会を通じて寄せられた義援金1.7万米ドルを、ネパール大地震緊急被災者支援として、「水と衛生」に資するビニールシートや飲料水バケツ等の緊急物資を調達し、複数の地元NGO とも連携して被災コミュニティに配布する他、自治体の水と衛生関連部署の要請に応じた資材調達を行いました。また、緊急用浄水装置も届けられ、急勾配に位置する丘陵被災コミュニティへの支援に早速役立てました。
*2015年10月、福岡ハビタット研究会を通じて寄せられた義援金8.2万米ドルにより、「ネパール地震緊急支援事業」として、これから厳しい冬を迎える最も脆弱な被災者世帯を支援します。
ニュースレター:ハビタット・フラッシュ (2018年11月) (PDF形式 638KB)
ニュースレター:ハビタット・フラッシュ(2019年10月) (PDF形式 1.3MB)
*2018年5月、福岡ハビタット研究会を通じて寄せられた義援金2.5万米ドルにより、ネパールでカトマンズ渓谷周辺自治体の水質改善・モニタリング等を実施、ラオス南部アタプ―県で雨水地下貯水施設の整備を行いました。また、新型コロナウイルス感染拡大よりネパール政府がロックダウンを実施した2020年4月以降、事業内容を一部変更し、カトマンズ都市部の低所得コミュニティや市場の出入り口等に手洗い場等を設置しました。
ニュースレター:ハビタット・フラッシュ (2020年10月) (PDF形式 411KB)