2012年5月30日（福岡）
国連人間居住計画（ハビタット）事務局長ジョアン・クロスは、5月30日、福岡市内において、福岡県・福岡市・国連ハビタット福岡本部協力委員会・（財）福岡県国際交流センターとともに、アジア太平洋地域を管轄する福岡本部の支援に関する第4期覚書（2012-2017）の調印式に参列し、覚書に署名した。
覚書は、国連ハビタットのアジア太平洋地域本部を福岡に誘致するにあたって、第1期（1997-2002）の支援に関して、国連ハビタットと地元自治体・経済界との間で1997年4月28日に調印され、国連ハビタット福岡本部は1997年8月1日に設立した。その後5年ごとに更新されており、第3期（2007-2012）覚書の終了を迎えるにあたり、第4期の更新に向けて協議を続けてきたが、5月30日に全署名団体が合意に達した。
国連事務次長・国連ハビタット事務局長のジョアン・クロスが5月28日（月）から6月1日（金）まで来日し、5月30日は福岡を訪問していたため、5者揃っての調印式が可能となった。クロス事務局長は、福岡滞在期間中に、福岡県・福岡市に表敬訪問を行い、1997年の設立以来15年にわたる国連ハビタット福岡本部への支援に関する謝意と、福岡の持つ知識や環境技術交流を含めた今後の協力関係の維持を要望した。
左から：松尾新吾 国連ハビタット福岡本部協力委員会会長、小川洋 福岡県知事、ジョアン・クロス 国連ハビタット事務局長、髙島宗一郎 福岡市長、石川潤一 （財）福岡県国際交流センター副理事長
