2016年3月23日
2016年3月23日、福岡 - 2013年4月、国連ハビタットは管理理事会の決定に基づき、まちづくりの指針となる「都市と国土計画に係る国際ガイドライン」の策定に着手しました。世界中から選出された34名の都市・国土計画の専門家は、第1回フランス、第2回コロンビアに引き続き、2014年11月に福岡(注)で検討を重ねました。ここでまとめられた最終案は2015年4月の管理理事会で承認の後、2015年12月の国連総会で報告されました。
専門家による会合では、ガイドラインに含まれる内容をすでに実現している都市等の優良事例の選出も行い、最終文書に掲載された26事例(PDF 100KB)にはコンパクトな都市形成が評価された福岡市も含まれています。
本ガイドラインと優良事例集は国連ハビタット本部ウェブサイト等を通じて幅広く紹介されている他、スリランカ等、国主催で発行イベントを開催するところもあり、世界中の都市や地域で今後の住み良いまちづくりに役立てられる事となります。
このたび、国連ハビタット福岡本部は本ガイドラインと優良事例集の日本語版を発行し、深澤本部長が福岡県・福岡市にそれぞれ報告します。本書は、都市計画の研究者や大学等に配布されます。
「都市と国土計画に係る国際ガイドライン」(PDF 7.6MB)
(注:福岡での専門家会議は、国土交通省・福岡県・福岡市・西南学院大学の支援のもとに開催されました。)