2011年8月1日
国連ハビタット「いのちの水」特使、横綱白鵬関(モンゴル名Davaajargal Munkhbat)が、8月1日(月)に、ウランバートル市にある国連ハビタット・モンゴル事務所を訪問しました。白鵬関は、国連ハビタットがウランバートル市で実施している「コミュニティ主体のゲル地区改善事業」の進捗状況等の説明を受けました。本事業は、日本政府のJICAを通じた支援で実施されており、公民館やその他の公共設備を必要としている5つのゲル地区に住む5万人の生活環境改善を目的としています。白鵬関は、自身も26歳で、国連ハビタット「いのちの水」特使になり、今回自分の母国であるモンゴルの事業現場を訪問することができて光栄だと語りました。特にコミュニティが積極的に事業実施に関わり、自分たち自身の発展をけん引していることを喜んでいました。
横綱白鵬関は、Songinokhairkhan地区第11 khoroo、ウォーターキオスク(まちの飲料水供給所)と第127幼稚園を訪問し、Bayankhoshuuコミュニティ開発協議会の住民たちと交流しました。協議会会長の D.Ganbaatar氏は、白鵬関に住民たちがどのようにして協力し合い、2つのウォーターキオスク(まちの飲料水供給所)と街灯やバス停、歩道や遊び場など23の小規模インフラ事業を実施したかを説明しました。以前は近所に住んでいてもお互いのことを知ることもなかったのに、ハビタットが紹介した住民参画の手法により、彼らは今コミュニティという組織として協力しています。横綱は、水の重要性を語り、水が飲料水かどうか、水へのアクセス方法、将来コミュニティに植樹する予定はあるかなど質問しました。白鵬関は、次回モンゴルに帰国する時も事業現場を訪問することを約束してくれました。