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グローバル・プログラム / 持続可能な都市計画プログラム (SCP)


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持続可能な都市計画プログラム (SCP)

持続可能な都市計画プログラムは、国連ハビタットと国連環境計画(UNEP)が共同で行う能力開発及び組織・制度強化プログラムである。都市部が国全体の社会経済開発に効果的に貢献できるようにするため、環境面において持続可能な地方開発を実現することを目標としている。また、SCPは、地方や国の協力機関による環境計画マネジメント(EPM)プロセスの導入を支援している。良い事例を国の政策や法制度の枠組みに取り入れるよう提言することにより、地方から国まであらゆるレベルにおいて、適切な環境行政を促進している。

* 環境・開発についての情報とノウハウの共有
* 環境と開発の相互作用の理解
* 意思決定システムの構築
* 戦略的で実践的なプランの策定
* 持続可能な開発達成のための環境資源管理

事例

国際連合人間居住計画(ハビタット)アジア太平洋事務所(福岡)は9月にエジプトのアレキサンドリアでの世界 SCP会議「環境面において持続可能な都市化-貧困削減のための環境計画・管理能力の開発」の開催を支援した。この「アレキサンドリア2003」は、特に都市の活力の持続と基本的な公共サービスの面においてEPMをより効果的に実施するため、地方から国までさまざまなレベルにおいて必要となる能力開発の分野を特定した。また、貧困および都市環境の問題と、必要とされる支援との関連を明らかにした。福岡事務所は会議のプログラム作りに大きく貢献し、アジア太平洋地域の各国から40人の代表を会議に招いた。さらに、同事務所の人間居住専門職員が会議に参加し、議論の進行役を務めた。同会議は、アジア太平洋地域からの参加者が世界各国の市行政関係者や専門家、政策決定者など他の幅広い参加者と共に都市の主要な問題について取り組むよい機会となった。

地域レベルでは、福岡事務所はアジア地域でSCPを促進するためのアンカー機関の選定に尽力した。インド、フィリピン、タイにおいて候補となる機関が選定され、2004年初めには委任事項の草案がまとめられる予定である。

国レベルでは、国際連合人間居住計画(ハビタット)アジア太平洋事務所(福岡)からの技術支援ミッションの支援を受け、インド、スリランカ、タイにおいてSCPの事業の策定・実施が進められた。新たなプログラムの計画と交渉もインド、フィリピン、タイで行われ、 SCP実施の可能性を探る初期段階の説明会や協議も中国、ネパール、ベトナムで実施された。

スリランカにおいては、「持続可能なコロンボ中心部(SCCA)プロジェクト」と称して、コロンボ首都圏の三つの行政区における環境計画や都市管理について取り組んでいる。第一段階では、モデル活動を通じてSCCAに参加する主要機関の能力を高めることにより、市行政当局による環境汚染問題への取組みを支援した。また、第二段階では、人材開発支援を行っている。さらに、環境管理を国や地方自治体の政策の中心に据えるよう促し他州の都市地方自治体の成功例を普及することにより、行政機関の能力向上に貢献している。


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