アジア太平洋地域の国や都市が直面する様々な都市課題、なかでも水・衛生・廃棄物・エネルギーなど、環境に関連する分野における問題と現状、そしてその解決のために求められるノウハウやニーズを明らかにすること。一方で、日本の自治体および企業・NPOなどによる環境分野における先進的な技術や取り組み、また経験を紹介していくこと。それが、国際環境技術専門家会議(EGM: Expert Group Meeting)の目的です。そして、会議を通じて明らかとなった個別のアジア側のニーズに対し、具体的に課題解決となる技術やノウハウを見出し、実現可能性を調査し、パイロット事業やワークショップ・研修などを実施していく予定です。
アジア都市ジャーナリスト会議は、国連ハビタット、西日本新聞社、国土交通省の共催で毎年開催されている国際会議です。アジア太平洋地域における持続可能な都市開発の実現や都市連携の促進を図る中で、メディアの役割を考えるという大変ユニークな試みとしてスタートし、これまで4回の開催を通して、上海、広州、大連、釜山、バンコク、ジャカルタ、ホーチミン、マニラ、クアラルンプール、イポー、シンガポールなどの新聞各社から記者が、また日本側からは、自治体、大学・研究機関、民間企業などから専門家が参加しています。これまでに、都市の安全、持続可能な都市交通、環境と都市、都市格差の解消など、さまざまな角度から都市の持続可能性を問い、メディアの役割や責任とその可能性などを議論してきました。