アジアの都市への水管理プログラムの目的は、効率的かつ効果的な水の需要管理によって、各地域の都市における水危機の改善や、新鮮な水源に対する都市化の影響を軽減し、水管理についての情報交換や意識を高めることである。受益者には、水や環境に関する政策担当や市水道局の管理職、水を実際に使用する消費者や子どもたちが含まれる。また、安全な水に関する意識を高めるためにメディア関係者もプログラムの対象となる。
事例
インド北西の都市インドールは、2003年に始まった「アジアの都市への水管理プログラム」を最初に実施した都市である。主な目標として、
(1)水需要案を通じて現在の水供給システムを最大限に活かす事
(2)サービスの行き届いていない低所得地域への供給を増加する事
(3)下水処理、下水整備を改良する事
等があげられる。また、改善された回収方法、安全な処理・処理法を通じて、地方自治体の廃棄物処理の改善を目指している。